古文の勉強方法を徹底解説

古文の勉強方法徹底解説

こんにちは!studycoachの翼です。
今回は中高生の多くが苦手とする古文の勉強方法を徹底的に解説します。


一度正しい勉強の仕方を習得して得意にしてしまえば、定期試験はもちろん、共通テストや大学の一般試験や二次試験でも安定して得点をとれる科目です。『古文の点数が安定しない人』や『いまいち古文の勉強の仕方がわからない人』、そして『古文で高得点を取りたい人』必見の内容です!

古文の勉強を始める前に

古文の具体的な勉強方法の説明には入る前に、古文の学習を進めるうえで非常に大切な知識を知っておきましょう。

古文学習の基礎は身についている

古文の勉強を始めた皆さんは、学校の先生や塾の先生から「古文は英語と同じように勉強に時間がかかるよ」,「単語と文法を完璧にしたほうがいいよ」とアドバイスをされたことがありますか?私も高校生の時、本格的に受験勉強を始める前はそのように先生からアドバイスを受けてきました。
しかし実はこれは正確なアドバイスではありません!

たしかに古文では主語が省略されたり、現代では意味の分かりづらい言葉を使うことがおおくあります。
しかし、ちょっと待ってください。現代を生きる私たち日本人も、主語を省略して喋ることはありませんか?


「公園に行ってくるね」,「学校で古文を教えてもらったんだ」と友達に話すときに「誰が公園に行くの?」とか「誰に教えてもらったの?」と聞かなくても何となく主語はわかりますよね?

以下の古典の文を読んでみてください。
「宇津の山に至りて、我がいらむとする道は、いと暗う細きに」(伊勢物語)

この文を読んだときに、ところどころ意味が分からない単語があっても、英語を初めて読むときほど全く意味が分からないということはありません。
なので、私たちは古文を読むうえで、英語などの外国語より、必要な要素を身につけているといっても過言ではありません。

古文の基礎は1か月で終わらせる

古文の基礎である、【古文単語】,【古典文法】,【古文常識】のインプットは1か月以内にしっかりと終わらせましょう。
古文学習のゴールは『古文の長文を読んで理解し、問題に正解すること』です。なのでいくら基礎である古文単語や、古典文法を勉強したからと言って古文の長文問題に正解できなければ意味はありません。

古文を苦手だと感じる人の特徴として単語や文法を多く勉強しているけど、長文読解に手を出すことができないことが挙げられます。

一ヶ月、基礎分野をやったらそのあとは全く基礎をやらないのはまずいことです。しかし、一ヶ月という期限を決めて、ある程度基礎分野を終わらせたら必ず長文を始めると古典の点数があがっていきます。

古文常識と古典文法が大事

古文を勉強するといって多くの人が最初に思い浮かべるのは『古文単語』だと思います。もちろん古文単語は覚えなくてはいけません。しかし古文単語と並行して必ず勉強しなくてはいけないのが『古文文法』と『古文常識』なんです。

古文文法、特に『動詞・助動詞の活用・意味・接続』は完璧に暗記をして、『古文常識』で当時の人々がどんな生活を営んでいたのか考えることができれば、文章の流れをつかめるようになります。

古文単語は長文読解の勉強と並行していくことができるので初めのうちから完璧にする必要はありません。

古文の勉強の計画例

古文の勉強は期限を決めて計画するのが非常に重要になってきます。今回は僕が実際に受験期に実践した計画をお伝えしようと思います。

初めの1ヶ月

古典文法と古文常識の勉強を平行して7:3くらいの割合でやります。
1か月で古典文法は動詞、助動詞、助詞、敬語をしっかりとやりましょう。


【む】や【べし】などの全ての助動詞の『意味』,『接続』,『活用』を覚えるようにしましょう。
敬語は後で紹介する参考書の重要な敬語を全て暗記しましょう。この時、尊敬語や謙譲語などの区別を必ず覚えておきましょう。

これらが完璧にできれば、長文読解で品詞分解を自力で行えるようになります。

古文常識に関しては以下の問いに答えられるようにしましょう。

琴を弾いてる場合の主語の性別は男性か女性か。笛の場合は男性か女性か?


正解は、「一般的に琴を引くのは女性、笛を吹くのは男性」です

次の1ヶ月

次の1ヶ月で古典文法の参考書を2~3周して、『活用』,『接続』,『意味』を瞬時に判別できるようになりましょう。
簡単な長文読解を3日に1回くらいの頻度で行いつつ、単語帳の見出しを中心に1日50単語ずつ進めていくようにしましょう。

3ヶ月目以降

『単語』,『文法』,『古文常識』を模試や定期試験の前に復習しつつ、長文読解をメインに勉強していきます。
目安は2-3日に一回くらいの頻度で新しい長文問題を勉強するのがおすすめです。

〜1ヶ月〜2ヶ月〜3ヶ月以降
古典文法『動詞』,『助動詞』,『助詞』
『敬語』を中心に覚えていく。
参考書を使いながら品詞分解
できるレベルを目指す
文法の参考書を2-3周する
瞬時に『意味』や『活用』,『接続』
を判別できるレベル
を目指す
模試や定期試験の前に復習をする
古文常識参考書を一周する
当時の文化などを理解して、文章
の理解を深めるよう目指す
定期的に復習する定期的に復習する
古文単語余裕があれば一日50個ずつ
ない場合は流し読み
1日50単語ずつ
単語テストで毎回8割とれるよう目指す
定期的に復習して
単語帳の見出しを完璧にする
古文長文3日に一つ新しい長文読解を解く3日に一つ新しい長文読解を解く

次の章では、「古文の勉強の方向性については理解できていて、もう少し具体的な勉強方法や重要なポイントについて教えてほしい」という人向けに難関大学合格に向けた勉強のポイントと、おすすめの参考書を紹介します。

古文の勉強方法のポイントとおすすめ参考書

このトピックでは『古典文法』,『古典常識』,『古典単語』,『古文読解』の具体的な勉強方法と参考書についてみていきたいと思います。今回は勉強の計画の大筋をつかんでほしいと思います。

『古典文法』の勉強方法

『古典文法』の勉強のポイント

古典文法の勉強の最終的な目標は古文の文章を正確に品詞分解することができるようになることです。そのために【動詞】,【助動詞】,【助詞】,【敬語】をしっかりと学びます。

【動詞】の『活用』,【助動詞】の『接続』,『活用』,『意味』,【助詞】の『意味』,【敬語】の『種類』と『意味』をきちんと学習して、あとは実際に品詞分解を行うことで古文読解に必要な文法の知識は身につきます。

ここで重要なポイントは『一つ一つを完璧にしようとしないで、早い期間で参考書を一周すること』です。
僕が受験生の時にやってしまった失敗は参考書の初めが覚えられずに何度も初めを繰り返してしまい、二週間たっても初めのページで止まってしまったことです。しかし、それでは勉強が進みません。重要なのは1周した後に、理解できていない箇所や、暗記すべき項目を一気に覚えていくという手順で進める事です。

『古典文法』のおすすめの参考書

『ステップアップノート30古典文法基礎ドリル(河合塾シリーズ)』

暗記するものがはっきりとわかり、ワーク形式で実際に問題を解きながら勉強を進めることができます。一番初めに古典文法を勉強するうえで一番おすすめな参考書です。
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『富井の古典文法をはじめからていねいに【改訂版】』

上の参考書をやってみたけど難しいと感じた人や、学校の授業でも古文が全く分からないという人におすすめの参考書です。古典に苦手意識がある人はこの参考書を読んでからステップアップノートに取り組むのが良いでしょう。
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古典常識の勉強方法

古典常識の勉強のポイント

古文常識は次に紹介する参考書をなるべく早く一周して当時の文化や考え方をなんとなく頭にいれておきましょう。長文読解でわからない単語があった場合はその”背景知識”を理解できていない場合があります。そうした単語を古典常識の参考書で調べる癖をつけておきましょう。

当時の生活の背景知識を知っていると、正しい文章の意味を推測できるようになります。

古典常識のおすすめの参考書

『マドンナ古文常識217 パワーアップ版』
古文常識の勉強はこの一冊で十分です。
背景知識がイメージしやすくなるイラストがついていて、初めて古文を勉強する人でも理解しやすいように解説されています。

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古典単語の学習方法

古典単語の勉強のポイント

古文単語はMARCH等を目指している場合は最低300語、早稲田大学や東大京大・旧帝大などを目指している場合には最低500語を暗記しておきましょう。
なので基本的に単語帳は一冊をやれば十分です。
一冊単語帳を完璧にした後は、長文読解で出てきた知らない単語をノートにまとめておくと良いでしょう。
目標は『単語を見て1秒で意味が出てくる』ようにしましょう。

古典単語のおすすめの参考書

古文の単語帳は問題がない限り学校で配られているもので学習を進めていきましょう。
ぼくは学校の単語帳が覚えにくいと感じたのでゴロで覚えられる『古文単語ゴロゴ』を使って暗記をしました。
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古文長文読解の勉強方法

古典長文読解の勉強のポイント

古文の長文読解の勉強方法は英語と基本的に同じです。まずは精読(品詞分解)を行いましょう。その精読をもとに文章の意味を推測していき、問題を解いていきましょう。すべての問題を解き終えたら自分の精読と解答の訳を照らし合わせましょう。そこで『どこの部分で間違えたのか』、『何が理解できていれば間違えなかったか』を考えながら解説を見ましょう。

解答の丸つけだけをして、次の問題に進むのは絶対にNGです。必ず自分の訳と解答を比べるようにしましょう。

そのあとで、音読を行い知識を定着させ、古文に慣れるようにしましょう。

古典長文読解のおすすめの参考書

古文の長文読解の参考書選びのポイントは

・使われている文法を詳しく解説している
・【助動詞】,【主語】などの判別が詳しくされている
・現代語訳がある

という部分です。

はじめて勉強を始める人は次の2つから始めてみましょう!
『古文上達基礎編 読解と演習45』
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『古文読解 多読トレーニング』
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自分の古文の実力を把握して計画的に勉強しよう

今回は古文の勉強の計画についてお話ししました。一つ一つの参考書をどのように使うかは別の記事で詳しく解説していきます。
重要なことをいくつか紹介しました。しかし、一番大事にしてほしいのは

自分の古文の勉強の進度と現在のレベルを単語テストや模試で把握すること
自分のレベルに合ったものから始めて、計画的に進めること
文法・単語などをダラダラと続けず、1ヶ月程度で終わらせて、長文読解に入ること

この3点を忘れないでください。


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